エニシング

伝統の'1号前掛け'をオーダーで1枚からオリジナル製作

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★前掛けの使われ方いろいろ

前掛けは古くからいろんな使われ方をしてきました~

前掛け前掛けの役割の第一位は「腰を守るため」。

骨盤は体のバランスを整える、とっても大切なところ。
弊社エニシングが2004年~2006年に行った、
'昔から前掛けをして仕事をしている方々'へのインタビュー、
東京・錦糸町のお米屋さん亀太商店のお父様をはじめ、多くの方が
「前掛けしていると、いくつになっても腰を悪くしない。」
と長年の実体験を語っておられました。

骨盤、丹田(へその下3寸)をグッと締めるから仕事の時に気合も入るんですね。


前掛け
昔は日本酒のケースやビール瓶ケースなども木箱で出来ていましたから、
それらを運ぶ時、
服が破けないように前掛けを肩にあて、荷物を運んでいました。

最近はダンボールやプラスチックのケースになって、こういう姿も見なくなりました...

前掛け決して防火仕様ではありませんが、生地がぶ厚いこともあり、
前掛けが、怪我や熱から守ってくれます。
陶芸家さんが使われていたり、ガラス工場さんは前掛けを二重にして使われていたり...

そのほか、また、もうひとつは、寒い冬に'ひざ掛け'としても最適なのです♪

前掛けそして、最後に、前掛けの大きな役割である、「広告宣伝」。
歴史的には、日本酒・焼酎の蔵元さんがもっとも多く使われていました。
現在も各お店のオリジナル前掛けが人気です!

古くから言われる「前掛けは腰にやさしい」は本当なのか!?


綿100%で織る前掛け紐(平織)は、としっかり丈夫な出来で、腰をしっかり締めるため
'気持ちが引き締まる'と同時に、「重たいものを持つ時に腰を守ってくれる」
「付けていると腰が痛くなりにくい」という、古くからの言い伝えがあります。

酒屋さん、お米屋さん、など重たいものを持つ職業の仕事人たちに使われてきた日本の前掛け。

果たしてそれは本当なのか?それとも単なる古くからの'迷信'にすぎないのか?

それは専門家の先生に聞くしかない!と、東京・調布市で『いしざか整骨院』を営む、
柔道整復師・石坂進先生に、私、前掛けプロデューサー潮田(うしおだ)がお話を聞きに行ってまいりました!

Q:早速ですが、よろしくお願いします!
前掛けを絞める事によって「重たいものを持っても腰が悪くならない」「腰を守ってくれる」など、
昔から頻繁に聞くのですが、実際に先生から見てどんな効果が期待できますか?

石坂先生:結論から言うと、前掛けを締めると、腹圧をかけることになりますので、昔の人が「重い物を持つときの腰痛予防に役立つ」というのは正解と言えますね。
腸骨を絞める事によって腰が締まり、腹圧がかかる。それによって筋肉が起きて「腰の関節が安定」する。そういう部分で、前掛けは腰にいいと思います。

Q:なるほど。効果的な前掛けの絞め方を教えてもらっていいですか?

石坂先生:絞め方については、まずは、位置ですね。腸骨という骨盤の上のところですね。男性ですと、ちょうど「ベルト」のあたりです。
ウエストの所の骨をグッと締めてください。一番出っ張っているいわゆる腰骨の上の位置です。

Q:骨盤を締めるのかと思っていましたが、思っていたよりも、位置は上なんですね!

石坂先生:そうですね。もうちょっと下の'骨盤(腸骨よりも3~4㎝下:指2本くらい下)'を締めるやり方もありまして、それも効果あります。
例えば、産後の人とかは骨盤の位置をグッと締めて家事などされてもいいでしょう。骨盤が締まれば股関節も安定しますので。
ほぼベルトと同じ腸骨を締めてもいいし、骨盤(腸骨よりも3~4㎝下の所)でもいいし。目的に応じて2通りの位置があります。

Q:絞め方の位置は2通りあるんですね、分かりました。その他ポイントはありますか?

石坂先生:息をしっかり吸って、軽く、少しだけ吐いたときに絞めること。片や'骨盤ベルト'は吸って、吐ききったときに絞めるのが効果的ですが
前掛けはそこまでやらなくてもいいです。吸って軽〜く吐いて絞めるといいでしょう。あまり腹圧をかけすぎてしまうと用途が違ってきますので。
あとは基本的なことですが、後ろから前に回した時に前でしっかり結んでください。

Q:分かりました!息を吸った後に軽く吐いて締めるんですね!!!

石坂先生:もう一度まとめますと、腸骨のところぎりぎりに引っ掛けるか、骨盤(腸骨より3~4㎝下)に、吸って、軽く吐いてぐるっと回し、前で結ぶ。これがポイントです。

Q:ちまたで良く聞く「骨盤ベルト」との違いは?

石坂先生:骨盤ベルトは、締めたい場所によって形や種類も様々ですが、前掛けなら、それ一つで、絞める位置をかえるだけで、違った効果が得られますね。
あと、骨盤ベルトと違って、付けていても蒸れないのがいいですね。
それにしても昔の人は良く考えましたね。江戸時代から続く、という前掛けは理にかなっていますよ。

Q:本日はありがとうございました!!

石坂先生:いえいえ。どうも。

ということで、今日学んだポイント3つ!

1、締める位置は「ベルト」あたり!腸骨(ちょうこつ)という出っ張った腰骨あたりを締める

2、締めるときには、息を吸った状態で(少し吐きながら)前でグッと締める

3、(とくに産後の)女性は、腸骨よりやや下の「骨盤」を締めても効果あり!

ということで、「腰の負担を軽減してくれる」は本当のようです...^^
前掛けってやっぱり昔からの人たちの知恵が詰まっていたんですね~!!

*注:もちろん個人差があるでしょうし、腰痛が前掛けしていると治る、などと言うことはありませんのでお間違いの無いよう!
(体験レポート:前掛け責任者 潮田)


今回お話をお伺いしたのは、柔道整復師・石坂先生
先生の医院は東京・調布市、調布駅から徒歩12分、スーパーマルエツの隣にあります。
腰、首などの治療が専門、とのことですので、訪ねてみてください。

■いしざか整骨院
調布市調布ヶ丘 1-18-76 アンバサダー調布 1階(京王線調布駅から徒歩12分)
TEL 042-497-6622
定休日 日曜・祝日
営業時間 月~金曜日 午前8:30~12:30 午後3:00~7:30
土曜日   午前8:30~2:00

★前掛けは'腰'を守るために生まれました

これが正しい前掛けの締め方です!

前掛け前掛けは、広告宣伝の役割を果たしている
大きな柄にばかり目が行きますが、
実際には「腰を守る」ために身に着けていたのでした。
ベルトよりもちょっと「下」あたりで、骨盤をぐっと締め、
紐を前にまわして締めます。

そうすることで、腰に集中する負担を和らげ、
体の軸がしっかりと安定し、重たいものを持っても腰を痛めにくくなるのです。

昔、酒屋さん、お米屋さん、などが前掛けを愛用していたのは、
そんな理由があるんですね^^