前掛け,Tシャツ,…日本のものづくりを世界に発信する、東京・小金井の"Anything(エニシング)"です!

Anything
トップメルマガ登録特定商取引法規サムライ仲間リンク集
Anythigについて社長西村日記スタッフ日記Tシャツビジネス塾帆前掛けTシャツ通販
2005年11月取材:魂の前衛書道家 ヤマモトテルミ氏

魂の書道家 ヤマモトテルミさんです!

前衛書道家のヤマモトテルミさんは広島Tシャツビジネス塾第1期でグランプリを受賞!
その後・武士之言霊シリーズでイラストレーターの野田哲朗さんとのコラボレーション作品を見事に筆で演出。

さらに数々の迫力ある書道Tシャツを書き上げ世に送り出しています!
 
今回はヤマモトさんの工房とお知り合いの方にすてきな場所を
お借りしてのスペシャルインタビューとなりました!

なので、写真も見所ですよ♪

それではインタビューにいきましょう♪


書道以外にも先生っていろんなこと教えて下さる
じゃないですか。生き様自体を…。

---それではよろしくお願いします。

「あとで編集はしてくれますよね??(笑)」

 ---はい、大丈夫ですよ!ではでは。
    現在、Tシャツ意外の活動は何をされているんですか??

「小学校の書指導・作品展への出品、依頼のあった筆文字ですね。」

 ---へぇー!例えば、依頼ってどんなものがあるんですか?

「店舗の看板ロゴなど。でもそれはホントに稀ですけどね。」

 ---そうですかぁ。書道はいつから始められたんですか?

「六歳六ヶ月ですね!」

 ---六歳六ヶ月!!随分細かいですね(笑)

「なんかね、六歳六ヶ月で物を始めるといいということを親がどっからか
聞いてきてそれで始めたんですよ。

そこでは座って書くんじゃなくて、立って書くんですよ。
そこで指導してくれた先生が前衛書道をやられていて。

前衛書道=新しい傾向の字と広島では言われていましたね!

紙から飛び出してもいいし、でもそれは滅茶苦茶なわけではなくて、
大胆に書いても白いとこが残ってますよね?それをどう残していくか
によって、その白の利かせかたで、黒を見せるような感じ。」

 ---聞いてると難しいように感じるんですが。。

「でも子どもは勢いよく書ければいいと思うんですけどね。
でも勢いよく太く書き過ぎると、白が潰れちゃうから
黒(墨)で白を書くってことですかね。」

 ---墨で白を書く。。とても深い言葉ですね!

「先生が言ってたんですけどね(笑)」

先生との出会いは大きいですね。その先生じゃなかったら続けて
これなかったから。書道以外にも先生っていろんなこと教えて下さる
じゃないですか。生き様自体を…。
そういう部分にみんな惹かれて続ける生徒が多いですね。だから今の
小学生たちにもそういう先生に出会って欲しいですね!

 

---実際、ご自身が教える側になって今の小学生たちはいかがですか?

「今の小学校は学級崩壊とか聞きますけど、そんなことなくて
習字の時間が始まると、半紙を目の前にしてシーーーン。。
とすっごいみんな静まり返るんですよ。

緊張し過ぎて書き出せない子もいるんです!
まぁそんなに長くは持たないんですけどね(笑)

みんながすごく集中して、すっごい静まり返るのを見ると
気持ちがいいですね!」

 ---小学生にはどういうご指導をされるんですか?

「気持ちよく書こうね!っていうんですよ!

教え方は二通りあって、大きい筆で、大きい字を書きましょうって
いうときと、教科書の教材を使ってやるものですね。

教科書通りというと、筆の向きはこうやって、最後はこうやってって
あると思うんでけど、そういう中でも気持ちよさを出してもらいたくて。

例えば、擦れていたらもうダメだと思う子もいるんですけど、
最後にどちらか選ぶときには擦れている方のが、元気でいいでしょ?
と選んであげるんですよ。
小学生は、教科書みたいな字を書きたがるんですけど、こっちにはこっちの
良さがあるんだよーって言ってあげるんです。」


☆ヤマモトテルミ氏のロックンロール道Tシャツ


 ---それは今の生徒さんたちもヤマモトさんとの出会いがありますね!
            私も是非ヤマモトさんに書道を習いたかったです。。
 

 ---書道をライフワークにされたのはどれくらい前からですか?

「三年前からですね!それまではすっごい長く銀行員してましたね。
それで、趣味で土・日に書を書いていたんですよ。」

 ---長く勤めていた会社をやめて、書道をライフワークにしようと
                     思われたきっかけってどんなことですか?

「景気のいい時代から変化もありましたし、その中で自分側としては
やれることはやったし、やり切ったなと思えるとこもあったので」

 ---おぉなるほど。やっぱり、変化する時期ってあるもんなんですね。

    先ほど見せて頂いた作品にそれぞれテーマがあると
            おっしゃっていたんですが、全体的にヤマモトさんの
                       書道に大きなテーマはありますか?

「文字を書きたいときは、自分の言葉で詩までいかないんだけど、
言葉で何か表現したいんですよね。
日本語ってすっごいきれいじゃないですか!

言葉じゃないと通じないときもあるから、言葉を文字にして書きたい
っていうのはありますね。

墨象(ボクショウ)になると、書いたものを同じような響きの人が「おっいいね!」
「いいじゃない!」って感じてくれる人がいれば、もぉそれでいいんですよね。」

 ---その墨象では色を使われている作品があるんですが、
                          これは最近のものですか?

「結構私の中のブームがありまして(笑)
色を使って元気に書くっていうのがあったんですけど、
最近、やっぱり墨が好きなんだなぁっていうのあるんですよ。
すっごい黒と白で書きたい。そいうので、色はだんだん減ってきてますね。」

「書きたくなるから書く」

それでは、そろそろTシャツの話に。
広島Tシャツビジネス起業塾で優秀賞を受賞されて、Tシャツを本格的に始め
られたヤマモトテルミさん。今年2005年5月名古屋・愛・地球博、6月に広島
パルコにて、Tシャツ書道ライブが開催されました!

そのことについて、少し聞いてみましょう♪
私も、その場にスタッフとしていたんですけど、圧倒的な迫力でしたね。

 

 ---イベントでは、お客様がリクエストされた言葉を書くじゃないですか?
  そのリクエストの中で、この言葉はいいなぁ!っていうのはありましたか?

「やっぱり、Tシャツに「一生懸命」という言葉をかくなんて、
愛・地球博に行かなかったらなかったですね。これから海外に
行かれる方で、日本語のTシャツが欲しいと。

自分には書かない言葉ですよね。自分で着るなら、もっと曖昧な
言葉を書くと思うから。リクエストされて書く言葉は不思議ですよね。
あとは、結婚式があるからとか。みなさんいろいろですね。

パルコのときは野球部の子達が、先輩に贈るためのTシャツを
書きましたしね。「着るためのTシャツ」「贈るためのTシャツ」
人のリクエストに触れるのっておもしろいですよね。」

 ---確かに面白いですね!私も実際「音旅」「モンキーパンチョ☆」
                   二点書いて頂いて、とても大切にしています。

    それでは最後に、ヤマモトさんにとって「作る・書く」とはなんですか?

「書きたくなるから書く」

「紙と鉛筆があったら、小さい頃から楽しかったんで。
「書く」ことが好きなんだと思うんですよね。
あきらめかけて、離れようとしてもやっぱり書きたくなるから。」


【編集後記】

私がヤマモトさんに初めてお会いしたのは今年(2005)の6月広島パルコでの、書道ライブのとき。いつも、力強い書道作品を見ていただけに、穏やかな表情のヤマモトさんとお会いし、そのギャップにとても驚いたことを覚えている。

イベントでは、お客様のリクエストに笑顔で答え、一緒に作品を作りあげる。
そのTシャツは書道家・ヤマモトさんの作品でもあり、リクエストをしたお客様の作品でもある。お客様はご自身の作品を目の前で書かれる瞬間、とてもドキドキしながら待つ。会場の雰囲気も一瞬の緊張感に包まれる。それもヤマモトさんの一筆にこもるパワーからくるものだと思う。

今回のインタビューではそんな息をのむ緊張感とは一変し、とても穏やかな表情で迎えて下さった。Tシャツ以外の書道のお話を聞けたのも改めてヤマモトさんの魅力を感じるものとなった。

(2005/11/15 取材スタッフ:AYA)


インタビュー後:(左)社長、西村 (右)ヤマモトさん


投稿者 anything : 2007年1月 5日 17:58

コメント

コメントしてください




保存しますか?


« 前の記事 | Home | 次の記事 »